このページではライフプランの立て方や人生にはどんなイベントがあるかを中心に解説します。
さて、このブログではイデコや年金制度を通じてお金の情報発信をしていますが、お金は手段であり、重要なのは「どう生きたいか」だと思います。
どう生きたいか、を実現するための重要なエッセンスを<このページ>と次の<ゴールベース・アプローチのページ>で説明しますので、資産形成を始めようと考えている方や始めている方も確認していただけますと幸いです。
ライフプランとは
ライフプランとは、簡単にいうと、人生計画のことです。
人生100年時代と言われており、将来の不安を感じている方も多くいるかと思いますが、誰しも自分らしく、理想の生活を送りたいと考えているのではないでしょうか?
そういった将来の不安を無くし、理想の生活を手に入れるための第一歩が自分のライフプランを可視化することです。
意外と将来不安と言っている人の多くが、ライフプランについて考えたことがなく、何が不安かわからないけどみんな不安って言うし、私も不安だ!と言っているケースが多いように感じます。
それでは、不安の原因をこのページで見える可、していきましょう。
次は人生にはどんなイベントがあり、どのくらいお金がかかるのか見ていきます。
人生にはどんなイベントがあるの?
一般的に言われている人生の大きなイベント(支出)は、
- 教育資金
- 住宅資金
- 老後資金
の3つです。
これらは人それぞれ大きく異なるお金なので、一概にいくらかかると示すことは難しいですが、目安として平均値は以下の通りです。
3大支出 |
分類 |
金額の平均値(概算) |
教育資金※1 |
公立幼稚園 |
約22.3万円 |
私立幼稚園 |
約52.7万円 |
|
公立小学校 |
約32.1万円 |
|
私立小学校 |
約159.8万円 |
|
公立中学校 |
約48.8万円 |
|
私立中学校 |
約140.6万円 |
|
公立高校 |
約45.7万円 |
|
私立高校 |
約96.9万円 |
|
公立大学(学費のみ) |
約53.8万円 |
|
私立大学(学費のみ) |
約90.4万円 |
|
住宅資金※2 |
新築 |
4,000万円代 |
中古 |
2,000万円代 |
|
老後資金※3 |
日常生活で必要(2人) |
約22.1万円 |
ゆとりある老後(2人) |
約36.1万円 |
※1文部科学省「平成30年度子供の学習費調査の結果について」「私立大学等の平成30年度入学者に係る学生納付金等調査結果について」「国公私立大学の授業料等の推移」をもとに1,000円未満切り捨てで作成
※2国土交通省「平成30年度 住宅市場動向調査」をもとに作成
※3公益財団法人生命保険文化センター「「生活保障に関する調査」/令和元年度」をもとに作成
なお、教育資金は保護者が支出した1年間・子供一人当たりの経費(学校教育費、学校給食費、学校外活動費)としています。
さて、この他にも、一時金としてかかるイベントは、「結婚資金、出産費用、自動車購入費用、旅行費用、老人ホーム入居費等」があるでしょう。
自分の理想となるライフイベント表を作ってみよう
では、先ほど見てきたイベント表を参考に以下のようなご自身のライフイベント表を作ってみましょう。
イベント名 |
イベント発生の年齢 |
おおよその金額 |
優先順位(必須or希望) |
例:自動車購入 |
40歳 |
300万円 |
希望 |
例:ゆとりある老後 |
65歳 |
毎月35万円 |
必須 |
作成に際し、ご自身で望むイベントと費用をできるだけ思いつくだけ、書き出してみてください。その時に必ず必要か必要でないかに分けながら、書き出すと良いです。
なお、FP協会で無料のライフイベント表を配布していますので、<こちら>を利用しても良いでしょう。
現在の家計の収支を元にキャッシュフロー表を作ってみよう
ここまでで、将来の想像できるライフイベントの書き出しができました。ここからは、現在の生活からそれぞれのイベントが達成可能か、キャッシュフロー表を作成して比較してみましょう。
キャッシュフロー表の作り方はFP協会の<こちら>のページが参考になります。
この時のご自身の収入は現時点のもので将来の予測を入れないで作成することをお勧めします。
足りないお金の考え方
現時点の収入をもとに作成すると、多くの方が目標とするライフイベントの中で達成できない項目があったのではないでしょうか。
現在の収入ベースで理想となるライフイベントの全てをクリアできる方は、資産運用を特に考える必要がないかもしれません。
では、理想となるライフイベントをクリアできない方はどうしたらよいのか?ですが、基本的な考え方は2つだけで、「自分の価値を高める」か「お金に働いてもらう」かです。
「自分の価値を高める」に関してはざっくりでよいので、3段階(とても昇給・成功する/まぁこのくらいは昇給・成功する/昇給・成功しなかった)は考えてみてください。
次に「お金に働いてもらう」ですが、このお金に働いてもらう考えにはゴールベース・アプローチと呼ばれる手法で考えることをおすすめします。
お金に働いてもらうために、お金とどう向き合っていくか、振り回されないためにどうしたらよいかの一助になりますので、次の<こちら>のページをご覧ください。